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<台風10号>岩泉で仮設建設始まる

仮設住宅の建設予定地で建物の配置を確認する県職員ら=7日、岩手県岩泉町

 岩手県は7日、台風10号豪雨で甚大な被害が出た岩泉町で被災者向け仮設住宅の建設作業に着手した。町内各地区に計300戸の整備を見込む。11月中旬以降、順次完成する予定で年内の入居完了を目指す。活用を予定する同町小本の東日本大震災の仮設住宅についても8日に修繕を始める。
 作業が始まった同町岩泉中野にあるスポーツ施設「龍ちゃんドーム」向かいの空き地では、県の担当者らが建設予定地に縄を張って建物の配置を確認した。
 鉄骨平屋で8棟40戸を整備する。間取りは1DK、2DK、3Kの3種類。12日に重機を使った本格的な整地作業などを始める。
 建設総戸数は、現在進めている入居意向調査の結果を踏まえて最終確定する。震災の仮設住宅は52戸を活用する見通し。
 建設用地はほかに岩泉地区の1カ所、小川地区の2カ所、安家地区の2カ所で内定している。150戸程度の用地しか確保できていないため、県と町は候補地の調査を進めている。
 町内の住宅被害は全壊414棟、大規模半壊229棟、半壊197棟など。7日現在、244人が避難所で暮らす。仮設住宅への入居条件は全壊が基本。大規模半壊以下について町地域整備課は「個別協議で対応する」としている。
 同町岩泉向町の佐々木エミさん(74)の家は1階の天井まで浸水し「全壊」と判定され、町民会館で避難生活を続ける。「そろそろ冷え込んできて紅葉が始まった。雪がちらつくまでには仮設に入居できればいいのですが」と期待する。
 県建築住宅課の谷藤正徳営繕課長は「一日も早く入居できるよう建設を急ぐ」と話した。


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2016年10月08日土曜日


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