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車の共同利用先行事例紹介 石巻でシンポ

オーストリアの事例も報告されたシンポジウム

 車の共同利用をコミュニティー形成に生かす「コミュニティー・カーシェアリング」のシンポジウムが8日、宮城県石巻市役所であり、先進地の石巻市とオーストリアの関係者が先行事例を発表した。
 石巻市の一般社団法人日本カーシェアリング協会などでつくる実行委員会の主催。自治体関係者や利用者ら約70人が参加した。
 同協会の吉沢武彦代表理事は東日本大震災の被災者が暮らす市内の仮設住宅で始めた取り組みを紹介し、「住民同士の輪が広がって自治会ができたケースもあった」と報告した。
 ウィーン工科大交通学研究所の柴山多佳児研究員(石巻市出身)は両国の事例を比較し、グループの人数や電気自動車の活用などの類似性を説明。オーストリアで普及に取り組むクリスチャン・スティガー・フォーメッツ氏は「地方行政のサポートがあるとうまくいく。環境に優れた電気自動車を利用すれば自治体も力を入れやすい」と話した。
 コミュニティー・カーシェアリングは、少人数の顔が見えるグループで車を管理するのが特徴。有料駐車場を拠点にする都市部のカーシェアリングと違い、地方でも導入しやすい利点があるという。


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2016年10月09日日曜日


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