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<この人このまち>恋活、地域愛する人発掘

伊藤桂子(いとう・けいこ)1951年石巻市生まれ。尚絅女学院短大卒。全国共済農業協同組合連合会宮城県本部に勤めた。特別支援学級の活動を支える「桃生町みどり会」会長や行政書士、保護司としても活動。

 宮城県石巻市桃生地区の伊藤桂子さん(64)は、昨年7月に発足した自治組織「ものう夢ネットワーク」の会長を務める。地区で活動する各種住民団体の横のつながりを強め、地域課題を解決しようと多彩な事業を展開している。(石巻総局・八木高寛)

◎ものう夢ネットワーク会長 伊藤桂子さん

 −ものう夢ネットワークにはどんな団体が参加していますか。
 「町内会や『寺崎はねこ踊り保存会』など、計46団体が加盟しています。桃生地区は元々、住民団体の活動が盛んな地域です。新たに組織をつくるよりも、既存の団体の良さを生かしたまちづくりをしたいと考えています」

 −地区が直面する課題は。
 「少子高齢化に集約されます。解決に向けた取り組みとして、地区の男性に女性との出会いを提供するイベント『もの恋』を昨年11月に実施しました」

 −少子高齢化解決の入り口となり得る婚活に着目したのですね。
 「もの恋は『婚活』ではなく、あくまでも『恋活』。直接結婚を目指すのではなく、友人をつくることと桃生地区を愛する人を発掘することが目的です」
 「もの恋では名産品のお茶や牛肉、そばなどを参加者に振る舞いました。そばは、ネットワーク加盟の『ものう蕎麦(そば)打ち愛好会』が用意してくれました」

 −もの恋は継続的に?
 「来月にも第2回を予定しています。前回と違い、プロジェクトチームを別個に設け、イベント内容を企画するメンバーを募りました。もの恋への参加希望者が企画段階から関わることも想定しており、前回以上に活気あるイベントになることを期待しています」

 −地域の課題解決に向け活動しようとする若者がいるからこその試みですね。
 「地区を大切にしたいという思いがあるから、こうした動きが出てくるのだと思います。もの恋のほかには、マツ枯れが問題化している植立山公園に住民で苗を植える活動などを進めています」

 −今後のものう夢ネットワークの展望は。
 「当面は、現在あまり使われていない公民館分館を核とした活動を活発化させたいです。最終的には、来てみたく、住んでみたくなるまちとして、桃生地区を全国に発信していきたいですね」


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2016年10月10日月曜日


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