岩手のニュース

<岩手国体>1万m競歩 高橋が大会新V

陸上成年男子1万メートル競歩決勝 松永と競り合う優勝した高橋(左)

 いわて国体第9日は9日、北上市の北上総合運動公園陸上競技場などで行われ、陸上成年男子1万メートル競歩はリオデジャネイロ五輪20キロ競歩代表の高橋英輝(岩手・富士通)が38分21秒88の大会新記録で優勝した。

◎勝機見極めスパート

 「自分のため、そして、岩手のために歩きました」。陸上成年男子1万メートル競歩で、リオデジャネイロ五輪代表の高橋(岩手・富士通)が、しっかり優勝した。
 決勝はリオ五輪の20キロで7位入賞した松永(神奈川・東洋大)が引っ張り、後ろにつく高橋との一騎打ち。最初の1000メートルを大会新ペースの3分48秒で入り、「こんなにペースが上がると思わなかった」と気を引き締めた。
 高橋はリオ五輪の20キロで松永に大きく遅れる日本人最下位の42位に沈んだ。「彼のスピードに乗る技術の高さを感じた。チャンスを探しながら、ついていこう」。謙虚に勝機をうかがい、残り1000メートルで仕掛けたスパートが決まった。
 リオ五輪を振り返ると、口を突くのは「世界で通用しなかった。日本人で一番遅かった」という言葉。そんな地元のエースの背中をスタンドは温かい声援で押してくれた。「本当に力になった」と感謝する。
 今後の計画については「来年はロンドンで世界選手権がある。そこで勝負できるようにしたい」と目標を定める。「アスリートとして活躍することで、岩手を盛り上げたい」と力強く語った。175センチ、56キロ。(野仲敏勝)
          ◇         ◇         ◇
 いわて国体第9日は9日、北上市の北上総合運動公園陸上競技場などで行われ、少年女子共通やり投げでは桑添友花(宮城・古川黎明高)が51メートル20で3位に入った。少年男子A5000メートルは遠藤日向(福島・学法石川高)が13分58秒35で、少年女子共通1500メートルはヘレン・エカラレ(宮城・仙台育英高)が4分13秒74でそれぞれ優勝した。
 ボートの成年男子かじ付きフォアでは宮城選抜が3分10秒42で2位に入った。
 空手の成年形の男子は在本幸司(岩手・ツクバ精密)が決勝で4連覇を狙った喜友名諒(沖縄・劉衛流龍鳳会)を破って優勝した。
 東京の3年ぶりの男女総合優勝(天皇杯獲得)が確定した。開催都道府県が優勝しないのは2002年の第57回大会の高知県以来14年ぶり。


2016年10月10日月曜日


先頭に戻る