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<新生富谷市>業務開始「市職員の自覚を」

若生市長(右から2人目)らが「富谷市役所」の銘板を除幕した=11日午前8時ごろ、富谷市役所

 10日に市制移行した宮城県富谷市は11日、市役所の開庁式を行い、市の業務を始めた。若生裕俊市長は「お祝いムードだったが今日からは厳しい目も向けられる。市職員としての誇りと自覚を持って職務に励んでほしい」と職員に訓示。「新生富谷」がスタートを切った。
 宮城県で14番目、東北で77番目の市となった。市町村合併を経ず市制に移行するのは2014年1月の滝沢市以来。10日現在の人口は5万2455。
 開庁式は業務開始に先立って午前8時から行われた。市役所敷地入り口で銘板の除幕式もあり、若生市長らが布を取り「富谷市役所」の文字が現れると、職員から大きな拍手が起きた。
 市制移行で最大の関門とされる電算システムの切り替え作業は、8、9、10日の3日間に集中的に実施した。
 富谷市役所と仙台市地下鉄泉中央駅(泉区)の間を宮城交通のバスで結ぶ実証実験も11日始まった。市の弱点とされる交通アクセスの改善に向けて、10日から高齢者・障害者外出支援の交通乗車証「とみぱす」も使用可能になった。
 市制移行初日の10日、市総合運動公園富谷武道館などで記念式典と祝賀会が行われた。市民ら約500人のほか、県内の自治体関係者ら500人も参列し、富谷市誕生を祝った。
 村井嘉浩知事は式典で「富谷市が、人口減の進む地方都市の先進的モデル自治体となるよう県も支援していく」と強調。宮城県市長会会長の奥山恵美子仙台市長は「市として仲間が増えたのは喜び。地方都市を取り巻く環境は厳しいが、手を携えて共に課題に取り組んでいきたい」と述べた。


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2016年10月12日水曜日


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