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学芸員と街ぶらり 歴史に触れ地域再発見

阿部次郎が好んで散歩した愛宕橋付近を下見する尾暮さん=仙台市若林区土樋

 仙台市内の美術館や博物館など16施設で構成する「仙台・宮城ミュージアムアライアンス(SMMA)」は今月、学芸員が施設周辺を歩きながら展示物との関わりを説明する「見験楽学(けんけんがくがく)ツアー」を始める。太古から近現代の時間軸で、施設と地域のつながりを知ってもらうのが狙い。ツアーの参加者を募集している。

 初回の29日は、市出身の実業家福島禎蔵のコレクションを収蔵する福島美術館(若林区)の尾暮まゆみ学芸員が「仙台裏道さんぽ」と題し、周辺の土樋や米ケ袋地区を案内する。福島が監査役を務めた東洋刃物の本社跡や、同館が原稿や色紙を収蔵する元東北帝大教授の哲学者阿部次郎の自宅跡をたどる。
 11月5日は東北大総合学術博物館の高嶋礼詩准教授が広瀬川河畔を歩き、約350万年前のカルデラ噴火で火砕流が堆積し、凝灰岩ができた仕組みを語る。
 同12日は市博物館が「古絵図でたどる伊達政宗の城ツアー」を仙台城跡で企画。その後も各ミュージアムがツアーを開催する。
 SMMA事務局の吉田芙絢(ふぁーや)さんは「ミュージアムは地域と地続きの存在。芸術や文化、科学の観点から地域を再発見してほしい」と呼び掛ける。
 初回は参加費1500円(昼食付き)で19日締め切り。メールやファクス、はがきで申し込む。連絡先は事務局のせんだいメディアテーク企画・活動支援室022(713)4483。


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2016年10月12日水曜日


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