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<女子サッカー>聖和学園高12度目の優勝

仙台大―聖和学園 後半36分、勝ち越しゴールを決める聖和学園高の下山(左から2人目)

 10日、宮城県利府町の県サッカー場で東北地区女子サッカーの決勝があり、聖和学園高(宮城)が2−1で仙台大(宮城)を破り、2年ぶり12度目の優勝を果たした。
 聖和学園高は1−1の後半36分、相手のクリアボールを拾った下山がロングシュートを決めて勝ち越し、接戦を制した。
 両チームは、22日に始まる皇后杯全日本女子選手権に東北地区代表として出場する。
(東北サッカー協会、河北新報社主催)

◎下山が決勝弾

 ▽決勝
聖和学園高(宮城) 2/0−0/1 仙台大(宮城)
            2−1
▽得点者【聖】黒柳、下山【仙】斎藤

 【評】聖和学園高が終盤に畳み掛けて逆転勝ちした。0−1の後半33分、ファーサイドへの右CKを黒柳が頭で合わせて同点。36分には下山が相手GKのクリアボールをハーフウエーライン付近で拾い、左足で蹴り込んだ。仙台大は後半2分に斎藤が先制点を挙げた後は攻め手を欠いた。

◎つなぐ意識で後半逆転

 聖和学園高が残り15分を切ってからの2ゴールで逆転勝ちを収めた。1ゴール1アシストと2得点に絡んだ主将の下山は「決勝まで点を取れていなかったので、ゴールを決められてうれしい」と喜んだ。
 0−1の後半33分、下山の右CKを黒柳が頭で合わせた。2人はハーフタイムに相手GKとDFの間が空いているのを確認し合ったといい、黒柳は「作戦通り、狙った場所にどんぴしゃのボールが来たので飛び込んだ」と笑顔を見せた。
 下山はその3分後、GKがペナルティーエリア外に出てクリアしたボールを拾うと、ロングシュート。ボールは風に乗り、そのまま無人のゴールに吸い込まれた。「(仲間が応援する)スタンドから、ゴールが空いているという声が聞こえた」。冷静な判断力が会心の決勝ゴールを生んだ。
 前半はロングボールを多用する相手に「合わせてしまった」(曽山監督)と苦戦を強いられたが、後半は持ち味のつなぐ意識を徹底してペースをつかんだ。
 3年連続13度目の皇后杯に向け、国井総監督は「下山中心のゲームメークに磨きを掛ける。自分たちのリズムでアタックできるよう、パスの距離感とタイミングをもう一度確認して臨みたい」と話した。
(佐藤将史)

<仙台大、決定力欠く>
 仙台大は1−0で迎えた終盤に2連続失点して逆転負け。須永主将は「試合に出られない仲間がいる中、先制したのに勝てなかった」と表情を曇らせた。
 後半開始早々に斎藤が先制ゴールを決めたまでは良かったが、33分に同点とされた後は「攻め急ぎ過ぎた」(黒沢監督)。36分、前ががりになって手薄な守備の隙を突かれ、決勝点を許した。
 相手より多い11本のシュートを放ちながら決定力を欠き、黒沢監督は「追加点を奪えなかった」と課題を口にする。初戦突破を目指す皇后杯に向け、須永主将は「大事な場面での好機を生かしたい」と気持ちを切り替えた。


2016年10月12日水曜日


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