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<岩手国体>岩手健闘2位天皇杯

天皇杯、皇后杯順位とも2位と健闘し、閉会式で賞状を受け取る岩手の小沢みさき県選手団主将(左)

 11日、秋篠宮ご夫妻を迎えて北上市の北上総合運動公園陸上競技場で閉会式が行われ、閉幕した。東京が3年ぶりに天皇杯(男女総合優勝)を獲得し、開催県の岩手が2位。開催都道府県以外の男女総合優勝は02年の第57回高知大会以来で14年ぶり。東京は4年連続の皇后杯(女子総合優勝)も獲得した。第72回大会は愛媛県で来年9月30日〜10月10日に開催される。

◎震災復興を優先/選手ら奮起目標上回る

 天皇杯順位(男女総合得点)で岩手は、優勝した東京に次ぐ1924点の2位に終わった。1964年以降、本大会開催地の都道府県が天皇杯を手にできなかったのは、強化を控えた2002年の高知以来、2例目。皇后杯順位(女子総合得点)も2位だった。
 それでも東日本大震災の影響がある中、目標の1550点以上、8位以内を上回る健闘。16種目の頂点に立ち、フェンシング成年男子フルーレで日本代表と地元選手が融合したチームが躍動。陸上成年男子1万メートル競歩でリオデジャネイロ五輪代表の高橋英輝(富士通)が実力を発揮し、カヌーのスプリント少年女子カヤックでは中前いつき(不来方高)が2種目を制した。
 例年の国体で天皇杯は地元の獲得が常態化し、賛否両論がある。岩手は震災からの復興を優先させ、10年計画で進めていた選手強化策を1年5カ月ほど凍結。目標を当初の天皇杯獲得から下げて臨んだものの、地元の声援を力にした選手らの活躍が光った。
 日本体協関係者は岩手の困難を鑑み、「2位はすごい。よくやった」と高く評価し、「やみくもな強化はしないという意味でターニングポイントになる」と指摘した。
 岩手県選手団の高橋光彦総監督は「開催が危ぶまれた時期もあったが、目標を大幅に押し上げる大健闘だった」と胸を張る。達増拓也知事も「東京の成績が隔絶していた。この結果は全ての県民の自信につながる」と選手団をたたえた。


2016年10月12日水曜日


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