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<ペレットストーブ>林業県秋田 普及へ熱く

間伐材などを原料にした木質ペレットとペレットストーブ

 木材を成型したペレットを燃料に使う「ペレットストーブ」の普及に、秋田県と県内7市町村が力を入れている。利用拡大による環境負荷の軽減と林業者の所得向上が狙い。石油ストーブに比べ本体価格が高い難点を緩和しようと、助成金を出すなどして購入を後押しする。
 ペレットは間伐材やおがくずを圧縮し、直径数ミリ、長さ1、2センチの円筒状にした固形燃料。廃棄物を減らせる上、燃焼で発生する二酸化炭素(CO2)は木が成長時に吸収したもので、新たなCO2の発生はない。
 ストーブの本体価格は大半が20万円以上。排気管など設置工事を伴い、導入費用は割高になる。県は県産材を使った住宅や木材を燃料にするストーブの購入補助を昨年度始めた。
 ストーブは10万円以上で1割を助成金や県特産品で支給。ペレットは3万円以上で1割分の特産品を贈る。助成上限はストーブとペレットを合わせ10万円分。
 県内では秋田、大館両市など7市町村が助成を行う。秋田市は4月、20万円を上限に購入や工事の費用の半額助成を始めた。
 県によると、県内で6社がペレットを製造、販売しており、昨年度は約4700トンを出荷した。うち県内での消費量は約1600トン。生産能力には余裕があり、消費量が増えれば林業者の収入増にもつながる。
 県林業木材産業課の担当者は「炎で体感的な暖かさがあり、寒い時季にはぴったり。林業県の秋田で消費拡大に努めたい」と話す。


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2016年10月12日水曜日


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