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<長沼ボート場>宮城知事「やる気伝えた」

東京五輪・パラリンピック組織委で会談後、取材に応じる宮城県の村井嘉浩知事=12日午後、東京都港区

 2020年東京五輪・パラリンピックのボート、カヌー・スプリント会場の代替地に挙げられている宮城県長沼ボート場(登米市)を巡り、村井嘉浩県知事は12日、東京都の小池百合子知事と都庁で会談後に記者会見し、「長沼の魅力、私たちのやる気を伝えられた」と手応えを語った。

 −東京都の試算で長沼の整備費は351億円に上る。
 「コースの脇にあるカメラレーンは1メートル当たり350万円と言われるが、過大に見積もっている。これだけで百数十億円。そんなにかからないだろう」

 −宮城県の負担は。
 「(舟を保管する)艇庫、観客席、(陸上で監督が伴走する)側道など、大きなものは宮城でやる」

 −整備費の一部に震災の復興基金を充てる方針か。
 「全世界から頂いた被災地を明るくしたいという気持ちを復興五輪に活用する。批判は受けないだろう。会場が長沼に決まれば、県民から寄付を募りたい。足りない分は起債で賄う」

 −東京五輪の大会組織委員会が、長沼に関し九つの問題点を示した。
 「できない理由を一生懸命考えたものだと思う。言い得ているのはカヌー競技が(東京で開催されるスラロームと)二つに分かれてしまう点。事実であるが、日程を調整すればいい」

 −自治体であれば、施設を黒字にするのが宿命だ。
 「同様の施設はどの自治体も黒字にはならない。青少年の育成のための施設。ただ、ランニングコストを低くする設計をする」

 −小池知事と大会組織委に温度差を感じるか。
 「かき混ぜる前のお風呂。熱いのと冷たいのと完全に線が入っている。やけどしない程度の差。ただ、組織委が悪いということではない」

 −長沼実現の見込みは。
 「分からない。小池知事の腹一つだと思う」


2016年10月13日木曜日


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