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<長沼ボート場>選手村 仮設再利用いいの?

工事が進む選手用住宅の中を見る仮設住宅の住民=12日午前9時45分ごろ、登米市南方町

 東日本大震災の被災者向け仮設住宅を選手村として再利用する宮城県の構想を巡り、12日の県議会9月定例会の決算特別委員会分科会で質問が相次いだ。議員からは「選手が競技に集中できる環境を整えられるのか」などと懸念の声が上がった。
 総務企画分科会で、自民党・県民会議の渥美巌氏(東松島選挙区)は「隣の音も聞こえる仮設住宅は居心地が悪く、被災者が『早く出たい』と訴えている場所だ」と指摘。「身長が2メートルを超えるような選手を迎えることができるのか」と疑問を呈した。
 選手の体調面を不安視したのは、みやぎ県民の声の藤原範典氏(太白同)。「アスリートが日頃鍛えた成果を出し切る環境を整えることが大事。『もったいないから再利用する』との姿勢で迎えるのは良くない」と訴えた。
 県の伊東昭代震災復興・企画部長は「宿泊に関する基準は今後示されることになる。さまざまな意見を聞きながら、議論を深めていきたい」と答えた。


2016年10月13日木曜日


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