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宮城と福島の3生協合併へ 東北初県境越え

 みやぎ生協(仙台市)は12日、コープふくしま(福島市)、福島県南生協(福島県矢吹町)と合併に向けた協議を始めたと発表した。2019年3月の合併を目指す。県境を越えた生協の合併は東北では初めて。競争が激化する小売業界の中で、経営基盤を強化し生き残りを図る。
 合併方式は、みやぎ生協が存続法人となり、福島の2生協を事実上、吸収する形が有力。2生協の職員は全員を継続雇用し、店舗名や看板、各種事業などは存続させる方針という。2生協の組合員はいったん脱退し、みやぎ生協に加入する。
 合併後の売上高は1300億円規模になる。仙台市内で記者会見したみやぎ生協の倉田秀昭機関運営部長は「スケールメリットを生かし、これまで福島県で進められなかった新規出店も可能となる」と強調。重複している機能の一本化による経営の効率化、宅配事業の強化などを目指す。
 今年1月にみやぎ生協が呼び掛け、各理事会などで議論を進めてきた。今後は3生協で検討委員会を設置し、本年度内に合併方法などについて答申をまとめる。17年6月に各生協の総代会で組合員に説明。18年6月の総代会で合併提案を議決し、19年3月21日の新法人発足を目指す。
 生協は07年の法改正で県境を越えた合併が可能となった。11年3月に兵庫県と大阪府の2生協が合併して「コープこうべ」が誕生するなど、これまで全国で三つの広域合併が実現している。


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2016年10月13日木曜日


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