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ベガルタユース一丸 プリンスL東北V

樫崎(5)、上田(6)ら選手たちを指導する越後監督(右から2人目)=7日、仙台市の泉パークタウンサッカー場

 J1仙台の下部組織、仙台ユースが、高円宮杯U−18(18歳以下)プリンスリーグ東北で2年ぶり3度目の優勝を果たした。高校世代最高峰のプレミアリーグ入りを懸けた参入戦(12月16、18日の2日間)に向けて練習に励んでいる。

 プリンスリーグ東北は10チームで構成。仙台は14勝2分け2敗の勝ち点44で、2位尚志高(福島)に勝ち点3差をつけて優勝した。
 2011年から指揮を執り、3度の優勝に導いた越後和男監督は「今年のチームは粘り強さが特長」と評す。1学年上のチームは、今季J1仙台に加入したMF佐々木匠、DF小島雅也らを擁した。今季は、実力が突出した選手がいない分、全員の力で戦った。
 チームを一つにする契機があった。7月の日本クラブユース選手権。昨年はベスト4に進出したが、今年は1勝もできず予選敗退した。DFの上田健斗主将は「1点の重みを感じた。もっと結果を重視しようと、みんなで話し合った」と振り返る。その後リーグ戦は5勝1分けと躍進した。
 総失点15はリーグ最少。貢献したのはセンターバックの樫崎桂太だ。身長176センチと同位置では大きくないが、抜群の跳躍力で空中戦を制した。越後監督は「とにかく声を出す。後ろから陣形を統率できる」と褒める。主力の負傷で開幕戦に起用されてから、試合と共に成長した。全試合に先発し、リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた。
 樫崎は「MVPを取れたのはみんなのおかげ。一つ上のチームは、プロの練習に参加する選手もいた。うまい先輩たちと練習することで自然と技術が高まった」と笑顔を見せる。
 プレミアリーグ参入戦は、全国9ブロックのプリンスリーグ上位計16チームで競う。4グループに分かれてトーナメントを実施し、勝ち抜いた4チームが来季参戦する。組み合わせは、12月12日に決まる。
 2年前はあと1勝でプレミアリーグ参入を阻まれた。上田主将は「どのチーム相手でも必ず2連勝する」と力強く語った。
(狭間優作)


2016年10月13日木曜日


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