福島のニュース

<原発事故>来春休校の双葉高OB 甲子園へ

 東京電力福島第1原発事故で福島県双葉町からいわき市に避難し、本年度限りで休校する双葉高の野球部OBチームが11月、甲子園球場の土を踏む。5、6の両日に開催される元高校球児の大会「マスターズ甲子園」の主催者から特別招待を受けた。試合はないが、開会式で入場行進し、シートノックも行う。
 双葉高野球部は1973、80、94年に夏の甲子園に出場した。OB会は昨年11月、「双高復活の日まで野球部の灯を消さない」と、マスターズ甲子園出場を目標にチームを結成。今年の県予選は準決勝で敗れた。
 大会への招待は、主催する全国高校野球OBクラブ連合の北海道・東北ブロック理事が提案して実現。理事会事務局は「ネバーギブアップで前に進む精神は、大会の理念にも通じる。みんなで双葉高にエールを送ろうと考えた」と説明する。
 双葉高OBチームは20代から60代までの26人が参加し、5日の開会式では出場16チームに続いて入場行進する。6日は閉会式の直前に10分間、シートノックに臨む。スタンドでは出場チームの選手や大会関係者らが一斉に応援するという。
 73年に甲子園初出場を果たした時の中堅手で、OB会長の渡辺広綱さん(61)は「大変光栄で、主催者に感謝したい。甲子園の土を踏むと熱いものがこみ上げてきそうだ。双葉高の名を残すためにも、来年は予選を勝ち抜いて出場したい」と話している。


2016年10月13日木曜日


先頭に戻る