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松くい虫薬品割高購入 宮城、岩手など16県

 松を枯死させる「松くい虫」対策事業を巡り、会計検査院が岩手、宮城、秋田、山形など17県の実施状況を調べた結果、松に注入する薬品価格の見積もりが実際の仕入れ値より平均で2割以上も高かったことが12日、分かった。2013〜15年度で最大計約1億2千万円の国庫補助金を節約できた可能性があるとしている。
 検査院によると、薬品価格は都道府県がメーカーなどに問い合わせて設定。さらに対策事業の主体となる都道府県か市町村が、実施に先立って薬品価格や人件費などを積算して事業全体の予定価格を決め、入札を経て実際の契約額に応じて補助金が交付される。
 調査の結果、薬品の設定額と、事業を請け負った業者の仕入れ値が同じだったのは茨城県だけだった。検査院は残りの16県について、設定額よりも仕入れ値が低いとして「実勢価格を適切に把握していない」と判断。補助金を出している林野庁に改善を要求した。
 薬品の設定額は17県ほとんどでメーカー希望小売価格の2500円と設定することが多く、平均は2483円だった。請負業者の仕入れ値は判明した分だけで1378〜2500円で、平均は1950円だった。


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2016年10月13日木曜日


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