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被災し折れた翼 仙台城跡に再び

修復を終え、震災前の姿に戻った金鵄像=仙台市青葉区の仙台城跡
修復を終え、震災前の姿に戻った金鵄像=仙台市青葉区の仙台城跡

 東日本大震災で被災した東北最古のブロンズ彫刻「金鵄(きんし)像」が修復され、仙台市青葉区の仙台城跡で13日、設置作業が行われた。
 観光客らが見守る中、作業員がクレーンで両翼6.7メートル、重さ4.7トンの像をつり上げ、戦没者慰霊塔「昭忠碑」前の台座に据え付けた。
 震災前は高さ約20メートルの昭忠碑の上にあったが、鋼鉄製の支柱が折れて落下し、左翼や頭部が壊れた。文化庁の震災復興事業で約9200万円をかけ、東京の専門工房で修復された。
 像はトビがモチーフ。東京美術学校(現東京芸大)の若手研究者らが1902(明治35)年に制作した。
 据え付け作業を見守った仙台市の民間団体「彫刻のあるまちづくり応援隊」の村上道子副代表は「迫力ある姿を、より近くで見られるようになった。多くの市民や観光客に親しんでいただきたい」と語った。


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2016年10月14日金曜日


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