山形のニュース

地元産育児グッズセット ママと産業を応援

試作品のベビーボックスを披露する佐藤さん

 山形県長井市の地域おこし協力隊員佐藤亜紀さん(29)が、おもちゃや絵本、オーガニックコットンなど地元産の育児用品を詰め込んだ「BabyBox(ベビーボックス)」の事業化に取り組んでいる。佐藤さんが代表を務めるNPO法人「aLku」が開発と販売を担う。子育て支援と産業振興を狙うプロジェクトとして、長井市は2017年度から、年間200件をめどに妊娠後期(8カ月以上)の市民に無料で配る計画だ。
 ベビーボックスには、乳幼児のベッドにも転用できるサイズの段ボール箱に、タオルやベビー服、木のおもちゃ、天然水など十数点が入る。
 製紙会社や印刷所、漆器業者など同市内の7事業所が製作に協力。子育て中の女性たちにヒアリングやサンプリング調査をし、デザインや種類を随時変更していくという。
 川崎市出身の佐藤さんは、小学2年と保育園児の子を持つシングルマザー。自然豊かな長井市で子育てをしようと、昨年4月に協力隊員となり、社会福祉が充実しているフィンランドの政策を参考に、事業を発案した。今年7月には総務省の「地域おこし協力隊ビジネスアワード事業」に採択された。
 「aLku」は、1箱2万円で市外でも販売する方針。来春ごろ、東京の百貨店で期間限定で販売する計画もある。
 佐藤さんは「子育てに適した環境を求めて都会から長井市にやって来て、同世代のママたちの支援策の一つとして考えた事業企画。地元の光る素材を、全国にも発信できたらいい」と話している。
 佐藤さんを支援するため、長井市はふるさと納税として処理できるクラウドファンディングで、350万円を目標に24日まで運営資金の提供を呼び掛けている。協力者には寄付額に応じて返礼品を贈る。


関連ページ: 山形 経済

2016年10月14日金曜日


先頭に戻る