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<長沼ボート場>地元 五輪実現へ意気込む

小池知事ら視察団が乗るボートや周辺を清掃する関係者=14日、登米市の県長沼ボート場

 2020年東京五輪・パラリンピックのボート、カヌー・スプリント会場を宮城県長沼ボート場(登米市)に変更する案を巡り、15日に東京都の小池百合子知事が現地を視察する。県内の関係者は14日、それぞれの立場で変更案歓迎の気持ちをアピールし、五輪の実現に期待を寄せた。
 県議会の全7会派の議員で構成する推進議員連盟は村井嘉浩知事に開催実現を求める要望書を提出した。 議連では小池知事にも要望書を手渡す予定。会長の畠山和純氏(自民党・県民会議)は「被災地にとって希望が持てるニュースだ。宮城開催の実現に向けて努力してほしい」と訴えた。村井知事は「県民挙げた歓迎の姿勢をアピールしたい」と応じた。
 栗原市の佐藤勇市長は定例記者会見で「(長沼ボート場の)話が出たときはうれしかった。(インフラ整備など)栗原市が負担すべきところは負担する」と述べ、変更が決まった際は全面協力する姿勢を示した。
 市は東京五輪ホッケーの事前合宿の誘致を目指しており、長沼ボート場への変更と合宿誘致が実現すれば、五輪関係者らが多く市内を訪れることになる。県境をまたいで首長懇談会を開催する栗原市、登米市、一関市、岩手県平泉町の4市町による協力体制が組める可能性も示唆した。
 この日、県が選手村と想定する登米市内の東日本大震災の仮設住宅団地内に整備中の選手用モデルルームが完成。長沼ボート場では、同市のとめ漕艇協会会員や市職員ら計約20人が、視察団が乗るボートの清掃やボート発着所付近の草取りなどの作業に当たった。
 県ボート協会の五野井敏夫会長は「きれいな状態で迎えたかった。小池知事には選手が十分に力を発揮できるコースであることを訴えたい」と意気込んだ。


2016年10月15日土曜日


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