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<長沼ボート場>小池氏 現地を訪問

長沼のボート競技場=2016年9月30日

 2020年東京五輪・パラリンピックのボートとカヌー・スプリント会場の変更を東京都が検討している問題で、小池百合子東京都知事が15日、代替地に挙げられている登米市の宮城県長沼ボート場を視察するため同市を訪れた。宮城県が選手村への利用を提案している同市南方町の仮設住宅団地などを見学。村井嘉浩宮城県知事が同行した。
 小池知事は最初に、長沼ボート場から約7キロ離れた仮設住宅団地を訪問。県が選手村の宿泊施設用に改装した部屋を確認した。続いて東北高校選抜ボート大会が開催中の長沼ボート場を訪れ、施設の状況を見た。
 村井知事は12日に都庁を訪れ、「復興五輪」を実現するため長沼ボート場で競技を開催するよう要望。小池知事は「選択肢の一つで、総合的に判断したい」と述べ、現地視察を踏まえた上で、月内にも方向性を示す考えを表明した。
 都が会場を変更する場合、国や大会組織委員会と協議し、国際競技連盟と国際オリンピック委員会(IOC)の承認を得ることが必要となる。組織委は輸送インフラやコスト増など「九つの問題」を示し、実現性に疑問を呈している。
 大会のボート、カヌー・スプリント会場として都内に「海の森水上競技場」が建設されている。五輪の開催費用などを検証する都の調査チームが9月29日、コスト圧縮のため建設中止を提案し、代替地に長沼ボート場を挙げた。

<宮城県長沼ボート場>89年、翌年のインターハイ開催に合わせて県が登米市迫町の長沼に1000メートルのコースを整備。98年に拡張し、国内唯一の常設2000メートル8レーンとした。国際大会が開催できる日本ボート協会公認A級コース。99年にアジア選手権、今年8月に全日本新人選手権が開催された。来年8月はインターハイのボート競技会場となる。


2016年10月15日土曜日


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