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<トトタベローネ>すし イキイキ泳ぎだす

「泳ぎ寿司」のイメージ。すしネタの上に魚の映像が映し出される

 地元海産物に親しむイベント「トトタベローネ石巻」が16日、宮城県石巻市の石巻魚市場である「いしのまき大漁まつり」の一環として行われる。トトタベローネは「魚を食べよう」を意味する造語で富山県氷見市で始まった魚食普及イベント。東西の水産都市が連携し魚の消費拡大を目指す初の事業で、東日本大震災で失った石巻産海産物の販路の拡大にも弾みをつける。
 目玉は「泳ぎ寿司(すし)」。すし店を模した特設ブースを会場に、石巻の職人が握ったすしの上に、プロジェクションマッピングで魚を映す。来場者がすしを取ると、ブース内のスクリーンに向かって魚が泳ぎだし、稚魚から水揚げまでの様子を映像で紹介する。
 ネタは石巻産の金華サバ、金華ギン(養殖ギンザケ)、スルメイカを予定している。2人一組の親子75組計150人に、1人1貫ずつ試食してもらう。
 トトタベローネは氷見市が昨年と今年の夏に開催。漁業体験なども実施した。今回は石巻市が、先行する氷見市に呼び掛けて連携。映像は石巻市が制作した。
 石巻市商工課の三浦晃さんは「被災した魚市場や加工場は再建したが、失った販路の回復は厳しい。地元すし職人の技や石巻の魚の素晴らしさを楽しく知ってほしい」と話す。
 連携事業では氷見市灘浦小の児童4人が15日、児童74人、教職員10人が津波の犠牲になった石巻市の大川小を訪れ、被災地を学ぶ。氷見市観光交流課の前田昌志さんは「今後も交流を深め、日本海と太平洋を代表する水産都市の魚を一緒にPRしたい」と話した。
 「泳ぎ寿司」参加は16日午前9時と11時、ブース付近で配る整理券が必要。連絡先は石巻市水産課0225(95)1111。


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2016年10月15日土曜日


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