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<ほっとタイム>清正の縁 支援で深く

鶴岡を訪れた湯田宮司(左)と交流を深める松浦会長

◎熊本の宮司ら鶴岡訪問

 400年越しのえにしが、巨大地震を経て一層深まった。初代肥後熊本藩主、加藤清正をまつる加藤神社(熊本市)の湯田栄弘名誉宮司らが11日、清正の墓碑がある鶴岡市丸岡地区を訪ねた。4月の熊本地震で受けた支援に、感恩の気持ちを表すために往訪した。
 熊本城本丸にある神社は建物の一部が傾き、石灯籠が全て倒壊した。直後、神社のため募金を始めたのが、清正の嫡男忠広が配流されて没した丸岡地区の住民らでつくる「荘内加藤清正公忠広公遺跡顕彰会」だった。
 「庄内と肥後は目に見えない太い糸で結ばれている」。11日夜にあった住民との交流会で湯田宮司はこう語り、顕彰会の松浦安雄会長に感謝状を手渡した。募金はお宮の修繕や熊本城の再建費用に充てられる。
 熊本地震から半年。8日には阿蘇山が噴火するなど復興に至る道は険しい。湯田宮司は「熊本城の悲惨な姿は今も涙なしで見られない。浄財を生かして頑張りたい」。会場の誰もが癒えぬ傷に思いをはせた。(酒田支局・亀山貴裕)


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2016年10月15日土曜日


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