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福島県が原発災害訓練 情報共有に課題残す

関係市町村と結んだテレビ会議。川俣町とはつながらず、画面の一部は黒いままとなった=福島県庁の危機管理センター

 福島県などは14日、東京電力福島第2原発(福島県富岡町、楢葉町)の重大事故を想定した初動対応訓練を行った。県庁内に9月末に開所した危機管理センターを初めて使用。現地、関係市町村と結んだテレビ会議では、一部で通信が途切れるトラブルもあった。

 訓練には県警や消防関係者を含む約330人が参加。「福島県沖で地震と津波が発生し、第2原発の使用済み燃料プールの冷却機能が喪失。周辺の空間放射線量が上昇し、国が楢葉、広野両町全域に避難指示を出す」との想定で行われた。
 県は危機管理センターに災害対策本部を設置。楢葉町にある原子力災害対策センターの現地対策本部や周辺の10市町村と、テレビ会議を通じて避難状況などを確認した。川俣町役場とは回線がつながらず、他の自治体との間でも音声や映像が乱れることがあった。
 県原子力安全対策課の担当者は「センターで回線をフル稼働させたのは初めて。容量が足りなかった可能性もあり、原因を究明したい」と語った。
 22日には広野、楢葉両町から小野、会津美里両町への住民避難訓練が行われる。


2016年10月15日土曜日


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