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<長沼ボート場>小池都知事 宮城視察

ボートに乗り長沼ボート場を視察する村井知事(左端)と小池知事=15日午後1時10分ごろ、登米市(写真部・坂本秀明撮影)

 小池百合子東京都知事は15日、2020年東京五輪・パラリンピックのボートとカヌー・スプリント会場の代替候補地となっている宮城県長沼ボート場(登米市)を視察し「『復興五輪』にはパワフルなメッセージがある」と述べ、東日本大震災の被災地での開催意義を強調した。
 視察には村井嘉浩宮城県知事が同行した。ボート場視察に先立ち、小池氏は、宮城県が選手村の候補地に挙げる登米市南方町の仮設住宅団地を訪問。宿泊施設用にリフォームされた仮設住宅を見て回った。
 長沼ボート場では村井氏や日本ボート協会幹部らと一緒にモーターボートに乗り、競技環境を確認した。
 視察後、小池氏は報道各社の取材に「仮設住宅が五輪用によみがえるのは大きなメッセージになる。視察をベースに都の選択を定めていく」と述べた。今月中にも方向性を示す方針。
 大会組織委員会が指摘した長沼ボート場の九つの問題点を巡り、村井氏は県の対応策や見解を説明。長沼ボート場の整備費は150億〜200億円で、大半が恒久施設となるため県が整備する方針を示した。
 村井氏は「長沼の良さをインプットできた。整備には起債や国の補助を活用する。復興基金を充てることも被災者の理解を得られるだろう」と話した。
 都が会場を変更する場合、国や大会組織委員会と協議し、国際競技連盟と国際オリンピック委員会(IOC)の承認を得る必要がある。ボート、カヌー・スプリント会場は「海の森水上競技場」(東京都)が建設中。五輪開催費用などを検証する都の調査チームは9月29日、コスト圧縮のため建設中止を提案し、代替地に長沼ボート場を挙げた。
 代替地を巡っては、上田清司埼玉県知事も同県戸田市の彩湖で受け入れる用意があると表明している。


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2016年10月16日日曜日


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