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<長沼ボート場>「長沼五輪」へ市民結束

仮設住宅の入居者らから握手を求められる小池知事=15日午後0時45分ごろ、宮城県登米市のイオン南方店跡地

 2020年東京五輪・パラリンピックのボートとカヌー・スプリントの会場選定を巡り、小池百合子東京都知事が宮城県登米市の県長沼ボート場を視察した15日、市内では歓迎ムードを盛り上げる初の市民大会が開かれた。参加者は地元での五輪開催実現を目指し、結束を確かめた。
 同市迫町のホテルであった大会には約250人が集結。主催した「水上競技場を歓迎する市民の会」の寺沢豊志会長は「当初掲げられていた『復興五輪』の実現に向け、市民サイドから機運を高めよう」と呼び掛けた。
 地元の宮城6区選出の小野寺五典衆院議員は「(国際大会開催など)実績があるのは長沼だ」と強調。布施孝尚市長は「会場へのアクセス改善など、指摘された課題を一つ一つクリアしていく」と力を込めた。
 一体感を醸成しようと参加者全員でシュプレヒコールを行った。五輪にちなみ手で輪を作りながら「長沼ボート場」「歓迎」と5回唱和すると、場内は熱気に包まれた。
 スポーツ評論家の玉木正之氏による記念講演もあった。「民主主義なき所にスポーツは生まれない。五輪の運用はみんなで話し合って作り上げるべきだ。為政者の発言が押し通されるものではない」と述べた。
 同市の会社員佐藤健太郎さん(42)は「課題は多いかもしれないが、市民の熱意と工夫で何とかなる部分もあると思う。長沼に注目が集まっている今の雰囲気を楽しみつつ、一市民として歓迎の輪を広げていきたい」と話した。


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2016年10月16日日曜日


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