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津波被災の北上運河 復旧完了

復旧工事が終わった北上運河

 東日本大震災で津波被害を受けた宮城県東松島市の北上運河で県の災害復旧工事が完了し、15日に竣工(しゅんこう)式があった。
 工事区間は同市矢本板取の浜須賀橋から鳴瀬川河口までの約6.4キロ、計画堤防高は4.5メートル。数十〜百数十年に一度発生が予想される大津波に対応するため堤防を0.6〜3.2メートルかさ上げし、表面をコンクリートで覆った。自転車道には転落防止の柵を設けるなど安全性を向上させた。
 2013年4月着工、今年9月完成した。事業費約200億円には国の災害復旧事業費を充てた。
 運河は津波で堤防が決壊したり、護岸が流失するなど大きな被害が出た。県などは今後、桜の植樹やクロマツの復元などを通じて景観の再生に努める。
 運河沿いの旧河川敷であった竣工式には関係者約120人が出席。若生正博副知事は「震災を教訓に、容易には壊れない粘り強い構造で整備した。運河が地域のさらなる発展に寄与することを願う」と述べた。阿部秀保市長は「市民を挙げて自然を取り戻していきたい」と話した。


2016年10月16日日曜日


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