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<ほっとタイム>閉校の子に思い出を

寄贈されたTシャツを着て、東六郷小の学区民運動会を見守る佐藤さん

◎被災小学校を支援・会社社長

 東日本大震災の津波被害を受け、来年3月に閉校する仙台市若林区の東六郷小で9月中旬、最後の学区民運動会が行われた。参加した児童や保護者、地域住民は、おそろいの青いTシャツ姿だった。
 「本当に楽しそうだ。心に残ったんじゃないか」。お膳立てをした青葉区の運送会社会長佐藤俊一さん(68)は目を細めた。
 昨秋、親交があった北海道の商工会に「仙台で最後に閉校する被災校がある」と支援を要請。関係者を被災地に招き、Tシャツ250枚の寄贈を取り付けた。
 自分の会社も被災したが「震災で絆を裂かれた子が多い。応援したい」との思いが消えなかった。被災して既に閉校した中野(宮城野区)、荒浜(若林区)の2小学校にも寄付金やTシャツを贈るつなぎ役となった。
 車がなりわいの身として約30年前に始めた交通遺児支援が原点だ。「いい社会をつくるためには、まずは子どもを応援しないと」。次は名取市の閖上小を支援するつもりだ。(報道部・小沢一成)


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2016年10月16日日曜日


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