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<楽天>柿沢 打撃進化で1軍目指す

2試合連続で本塁打を放った柿沢=13日、宮崎市

 東北楽天の柿沢貴裕内野手が高卒5年目になる来季、初の1軍昇格に意欲をみなぎらせている。今季は外野手から内野手に本格的に転向したのが奏功し、7月には育成から2季ぶりに支配下選手に再昇格した。どん底からはい上がってきただけに、「来季こそは1軍でプレーするという覚悟を持って臨みたい」と攻守のレベルアップに躍起だ。
 柿沢は2013年、ドラフト6位で鹿児島・神村学園高から入団。現在、宮崎県で行われている秋季教育リーグ(フェニックス・リーグ)に参加している。13日のオリックス戦、14日の韓国プロ野球の斗山戦では3番二塁で先発出場し、2試合連続で本塁打を放つ活躍を見せた。
 左打ちの柿沢は「右方向に引っ掛ける打球が多かった」という打撃の癖を修正した。この秋、バットを振り切るまでの動きを大きくすることに取り組んでいる。その結果が直近の2本塁打。直球を右中間席へ運ぶ会心の当たりだった。「直球が遠くに飛ぶ打ち方をつかめてきている」と自信を深めた様子だ。
 今季はイースタン・リーグでチーム最多98試合に出場。2割8分6厘と規定打席に達した打者ではリーグ2位の打率を残した。河野2軍チーフ打撃コーチは「スイングが速く、2軍で一、二を争うくらい直球に強い」と評価する。
 課題は守備力の向上だ。2年前の秋から当時の首脳陣の方針で内野にも取り組み、今季は二塁手での経験を積んできた。「打球に対する横の動きや一歩目の反応がまだまだ遅い」と柿沢は意識する。酒井2軍内野守備走塁コーチは「頭でイメージした動きを体で表現する確率を高めることが必要。経験は浅いが、伸びしろは十分ある」と期待する。
 11月の秋季キャンプ(岡山県倉敷市)は今季の成長ぶりを梨田監督ら首脳陣にアピールする機会となる。柿沢は「求められる結果を出し、守備でも存在感を示したい」と力を込める。(佐々木智也)


2016年10月16日日曜日


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