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<大河原町長選>県とのパイプ組織力を強調

 【解説】宮城県大河原町長選で前町長の斎清志氏が現職の伊勢敏氏との一騎打ちを制したのは、「空中戦」と「地上戦」の両面作戦が成功した結果だ。
 斎氏陣営は空中戦の柱として、伊勢氏が2012年の前回町長選で掲げた公約を一部見直した問題を徹底的に批判。前哨戦から一貫して主張し、有権者に争点の一つとして認識させた。
 村井嘉浩知事の手厚い支援も効果的だった。村井知事は告示前に2日間にわたり町内入りし、4カ所の集会でマイクを握った。知事が現職以外の候補の応援に複数回入るのは異例。斎氏は県との太いパイプをアピールできた。
 地上戦では、町内22カ所の後援会がフル回転。前回町長選で「一度勝っている伊勢氏に負けるわけがない」と、動きが緩んだ反省を生かした。町議は15人のうち9人が斎氏に付き、来年4月の町議選をにらんで支援活動を展開した。
 町は仙南地域の交通、行政、経済の中心だが、潜在能力を十分に発揮できていない。今後の4年間は、町の存在感と発信力をどう高めるかが重要になる。斎氏は町長を2期経験した「超即戦力」だけに、スタートダッシュを期待したい。(大河原支局・柏葉竜)


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2016年10月17日月曜日


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