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<NPOの杜>多様な生きづらさを知る

 映画「殿、利息でござる!」で有名になった宮城県大和町吉岡で、NPO法人「黒川こころの応援団」は2001年から、「心のつらさを抱える人」と「抱えるかもしれない人」のための憩いの居場所「街の喫茶店」を開いています。
 喫茶店のほか、障がいの有無にとらわれない「ボーダレスアート」を展示する「にしぴりかの美術館」があり、日中活動の場であるアトリエnisipirica(にしぴりか)では、20〜70代と幅広い年齢層の方々が毎日15〜20人、織物を中心に絵画や工作などの表現活動をしています。
 グループホームも五つあり、約20人が地域で自立した生活を送っています。
 今年、障害者差別解消法が制定されましたが、制度ができただけでは市民の理解が進んだとは言えません。社会に存在する多様な「生きづらさ」を知り、皆で考える場が必要だという代表の思いに共感した有志が実行委員会を結成し、この秋、ドキュメンタリー映画祭を開催。予想を超える観客が集まりました。
 「ケアする側・される側」の垣根を越えて、地域の居場所から、誰もが「必要とされる存在」であるというメッセージを発信しています。
(認定NPO法人杜の伝言板ゆるる 庄司真希)


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2016年10月17日月曜日


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