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<アングル青森、秋田>青の湖水 紅く染め

【集結】ふ化場前の湖岸に集まったヒメマス。体長は30センチ前後。成熟とともに紅色は深みを増す=秋田県小坂町の生出地区

 青森、秋田両県にまたがる十和田湖の岸際に、ヒメマスが押し寄せる。産卵のため遡上(そじょう)してくる数は約3万匹。紅色や黄色みを帯びた婚姻色の魚が、青い湖水を群れなして泳ぐ。
 十和田湖増殖漁協(青森県十和田市)のふ化場で生まれ育った。水のにおいを覚えているらしく、産卵時期の9〜10月になると、施設と湖を結ぶ水路に集まる。漁協は蓄養して成熟後、卵を採り、春に稚魚を湖に放す。
 サケ同様、産卵は3〜5年の生涯で一度きり。人が近づいても遡上は止まらない。衝動に突き動かされ、魚体は紅(あか)く燃え上がる。(八戸支局・岩崎泰之)


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2016年10月17日月曜日


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