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<長沼ボート場>整備費低減の可能性も

 2020年東京五輪・パラリンピックのボートとカヌー・スプリント会場の代替候補地となってい宮城県長沼ボート場(宮城県登米市)を巡り、村井嘉浩知事は17日の定例記者会見で、県が試算した150億〜200億円の整備費について、「400億や600億にはならない。安くなることはあり得る」との考えを示した。
 試算はTV中継用の桟橋や仮設住宅の建設費用を高めに見積もっていると説明。「オリンピック、パラリンピックの選手が同じ日に選手村に入ると想定した。復興事業が落ち着き、公共事業費も低下する。高止まりで計算しているが、費用がさらに下がる可能性はある」と述べた。
 財源の一部として、県の東日本大震災復興基金を活用することにも触れ、「『復興五輪』という大義名分があり、被災者の皆さんも歓迎している。理解は得られる」と強調した。
 代替地について、埼玉県の上田清司知事も同県戸田市の彩湖で受け入れる用意があると表明した。村井知事は「(彩湖は)狭いので造成工事が必要。橋の撤去などには住民の合意も求められる」と指摘。「住民合意に時間がかからず、大きな土木工事は必要ない」と長沼ボート場の優位性を改めて訴えた。
 15日にあった小池百合子東京都知事の現地視察に関し、「手応えは非常にあった。東京では感じ取ることができないことを宮城で感じ取ってもらった」と感想を述べた。小池知事が長沼ボート場を候補地として選んだ場合について「宮城も前に出て(大会組織委員会などと)調整したい」と意気込みを語った。
 村井知事は17日午後、民放3社の全国中継のテレビ番組に生出演し、長沼ボート場での開催を繰り返し訴えた。


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2016年10月18日火曜日


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