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<白石市長選>候補者の訴えと横顔

◎道の駅や屋内遊び場整備/山田裕一さん(40)=無新=

 現職の引退を受け、「白石を再起動したい」と市議を3期途中で辞して挑む。
 市民の安全安心の確保を最優先に掲げる。赤字が続く公立刈田総合病院については、同規模のみやぎ県南中核病院(大河原町)との提携による経営合理化を訴える。「消防やごみ処理のように、地域医療でも仙南2市7町の広域連携は不可欠」と強調する。
 にぎわい創出に向けて(1)東北自動車道のスマートインターチェンジ(2)道の駅(3)子ども向けの屋内遊び場−の整備を掲げる。「この三つができれば、人と物の流れが変わる。市民の笑顔があふれる白石をつくりたい」と力を込める。
 幼い頃、母が病気で目が不自由に。薬害エイズ問題で菅直人厚相(当時)が国の責任を認め、被害者に謝罪した姿を見て「政治は人を救える」と胸に響いた。
 市議時代は一般質問を欠かさず、議会基本条例、奥州白石温麺振興条例の制定に汗をかいた。「政策は提言できるが、予算権も人事権もない。議員の限界を感じた」と市長を目指す意識が日に日に高まった。
 仕事柄、洗濯とアイロンがけが得意。「なるべく子どもたちの服をかけるようにしている。妻より上手な自信がある」と笑う。イラク駐在の同級生にエールを送ろうと、NHKのど自慢大会に出場した経験も。白石市東町の自宅に両親と妻、3男1女の8人暮らし。

◎地元企業への支援手厚く/沼倉昭仁さん(47)=無新=

 東京電力福島第1原発事故対策の充実を訴え、現職に686票差まで迫った前回に続くチャレンジ。「4年前より白石の状況は悪化した。山積する課題への対応が遅れている上、優先順位も市民の思いとは異なり、閉塞感につながっている」と危機感を強める。
 大和町の廃棄物処理会社に通い、東日本大震災の津波被災地の解体現場などで2年間汗を流した。「生命と財産の大切さを改めて学んだ。外から見て考えてきた白石のあるべきビジョンを実現したい」と決意を新たにする。
 懸案の公立刈田総合病院は、市長が務めている「管理者」に病院経営の専門家を充て、対策チームを設置するなどして経営改善と医師確保を図る。
 経済対策では、企業誘致一辺倒から地元企業への支援に転換。東北自動車道のスマートインターチェンジと集客施設の一体整備を検討するほか、伝統工芸のこけしについて文化庁の「日本遺産」認定を目指す。
 小中学校の統廃合計画を巡り、地域から反対の声が上がる白川中の存続を主張。「近くのJR北白川駅から仙台圏への通勤が可能。宅地造成の適地でもある」と説明する。
 大学時代は競技ダンス部に所属して技を磨き、今はイノシシの被害調査を兼ねた山歩きで体を鍛える。白石市大手町の自宅で両親と3人暮らし。


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2016年10月18日火曜日


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