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<全町避難>浪江町役場で災害初動訓練 

各班に分かれて情報を共有した訓練

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県浪江町は17日、町役場本庁舎で、地震と原発事故を想定した災害初動訓練を実施した。帰還開始を目指す2017年3月までに防災計画を策定する方針で、広域避難を検討するまでの役割分担などを確かめた。
 町職員約40人が参加した。帰還困難区域を除いて避難指示が解除された住民5000人の状態で、震度5強を観測し、沿岸部に津波警報が発表されたなどと想定。職員は策定中の防災計画に基づき、従来の課ごとではなく、横断的に編成する避難所関連など「避難対策」や「食料・物資供給対策」といった班に分かれて情報を整理した。
 訓練後は「要援護者の特定に時間がかかった」などの課題が出された。馬場有町長は「実際は他の班のホワイトボードを見る余裕はなく、情報共有にもっと工夫が必要。町民の安心確保のために研さんを重ねたい」と語った。
 町は年内に防災計画の素案を町民に示し、パブリックコメント(意見公募)を実施する予定。来年以降は町民参加の訓練も検討するという。


2016年10月18日火曜日


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