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<東経連>クルーズ船東北誘致へ視察旅行

港湾担当者に聞き取りするスコフィールド氏(中央)。寄港に必要な要件を満たすかどうかを細かくチェックした=16日、石巻市の石巻港雲雀野埠頭

 東北経済連合会などは19日までの4日間、米国の大手クルーズ船運航会社「ホーランド・アメリカグループ」の関係者3人を招き、視察旅行を実施している。宮城、岩手、山形、新潟4県の港湾や周辺観光地を案内し、外国クルーズ船寄港誘致につなげる狙い。
 観光庁のビジット・ジャパン地方連携事業の一環で東経連と東北運輸局、東北観光推進機構が企画した。ホーランド社は世界最大のクルーズ会社カーニバル・コーポレーションの傘下。
 一行は16日に石巻市を訪問。東日本大震災からの復興状況の説明を受けた後、石巻港雲雀野埠頭(ふとう)を訪ねた。水深や設備、風況、出入国手続きの対応など10万トン級以上の寄港に必要な条件を担当者に確認。サン・ファン・バウティスタ号復元船なども見て回った。
 石巻港は外国クルーズ船の寄港実績はない。ホーランド社の技術責任者トム・スコフィールド氏は「知りたい情報が全て準備され素晴らしかった。港も寄港のための要素を十分に持っている」と評価した。
 カーニバル・ジャパン前社長でクルーズバケーション(東京)の木島栄子社長は「世界の船会社は新たな周遊ルートを探している。港湾の能力、観光資源の存在が重要」と話した。
 17日は仙台港、岩手県平泉町の中尊寺金色堂などを回った。18日は酒田港、19日は新潟港を視察する。東経連の小野晋常務理事は「現地を実際に見てもらえる貴重な機会になった。今後も東北の魅力を積極的にアピールしたい」と話した。


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2016年10月18日火曜日


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