宮城のニュース

<仮設給湯器盗難>閉鎖5カ所 被害800万円

給湯器が盗まれた仮設住宅=18日、仙台市宮城野区扇町1丁目

 解体予定の宮城県内のプレハブ仮設住宅から、給湯器や蛇口、シャワーのレバーなど住宅用設備が盗まれる被害が相次いでいることが18日、県警への取材で分かった。中でも屋外に設置されていた給湯器の被害は計約290台に上り、被害総額は約800万円。県警はパトロールを強化し、警戒を強めている。
 県警によると、被害は全て閉鎖された仮設住宅で起きた。東日本大震災の被災者が退去し、仮設住宅の閉鎖が本格化した3月以降、被害が出始めた。
 今月16日には、仙台市宮城野区の仮設住宅から給湯器1台を盗んだとして、若林区の配管工の男(55)が現行犯逮捕された。県警は他地域の被害との関連や共犯者の有無を調べている。
 県警と県によると、給湯器の被害があった仮設住宅は宮城野区1カ所(28台)のほか、亘理町2カ所(139台)、岩沼市2カ所(124台)。屋外の集積場所から大量に盗まれたケースもあった。給湯器内部から取り外した金属の転売が目的とみられる。
 太白区のあすと長町仮設住宅では、2戸の室内に据え付けられた蛇口、シャワーのレバーなど計6点が盗まれ、市が8月に被害届を出した。施錠された玄関のドアが壊された形跡があったという。
 県震災援護室は「今後、仮設住宅の解体が本格化する。各自治体と連携し、警戒を強めたい」と話した。


2016年10月19日水曜日


先頭に戻る