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<仮設退去>登米のぬくもり忘れない

仮設住宅で暮らす住民の前で、言葉を詰まらせながらあいさつする宮川会長

 東日本大震災の被災者が暮らす宮城県登米市南方町の仮設住宅団地で18日、「お別れ会」があった。年末に向けて仮設住宅を退去する世帯が多いために開催され、南三陸町から避難する住民ら約100人が集会所に集まった。
 あいさつで佐藤仁南三陸町長は「登米市の地域のみなさんやボランティアに支えてもらった。お礼申し上げたい」と涙ぐんだ。
 2020年東京五輪・パラリンピックのボート、カヌー・スプリント会場の登米市への変更案で県はこの団地を選手村にすることを検討中。布施孝尚登米市長は「長い間お疲れさまでした。登米が五輪会場になれば皆さんが住んだ住宅が有効活用される」と述べた。
 第1期自治会の宮川安正会長は仮設住宅で過ごした5年間を振り返り、言葉を詰まらせた。「感謝の気持ちは一言では言えない。元気に南三陸町に帰りたい」と話した。
 この後、参加者は昼食を食べながら思い出などを語り合った。
 団地には多い時で約350世帯約700人が暮らし、現在は約100世帯、約200人が住む。「お別れ会」は第1期、第2期の両自治会と登米地域活性化観光物産振興会が主催した。


2016年10月19日水曜日


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