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<官製談合>復興工事不正 町課長ら3人逮捕

亘理町企画財政課に家宅捜索に入る捜査員=19日午後7時35分ごろ

 宮城県亘理町が発注した東日本大震災の排水路復旧工事を巡り、確定した入札を不正にやり直したとして、同県警は19日、官製談合防止法違反などの疑いで、同町企画財政課長吉田充彦(55)=亘理町逢隈高屋=、八木工務店社長の八木昌征(65)=同町長瀞=、渡辺工務店社長の渡辺勝利(54)=同=の3容疑者を逮捕、町役場と両社など関係先を家宅捜索した。
 3人の逮捕容疑は、町が2015年11月13日に実施した同町荒浜地区の排水路復旧工事の条件付き一般競争入札で、共同企業体(JV)を率いる八木容疑者らが入札責任者の吉田容疑者に入札のやり直しを申し入れ、確定した入札をやり直させた疑い。県警は3人の認否を明らかにしていない。
 県警捜査2課などによると、入札にはJV4グループが参加。別のJVが落札した工事を、再度の入札で八木容疑者のJVが落札した。入札やり直しに対し、他のJVから異論は出なかったという。落札額は最初の入札より約500万円高い2億4000万円だった。
 渡辺容疑者の会社はJVに入っていなかったが、入札やり直しを申し入れた際に立ち会っていた。県警は金銭の授受を含め、事件の経緯を調べている。
 帝国データバンクによると、八木工務店は1967年創業で従業員17人。震災前の2010年8月期の売上高は8600万円だったが、震災復旧工事を多数受注し、15年8月期は5億4300万円を計上した。
 渡辺工務店は1960年創業で従業員は16人。2010年7月期の売上高は9900万円で、15年5月期は5億5300万円だった。


2016年10月20日木曜日


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