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<君の朝活は。>美しい星空 探し求めて

明け方の天体ショーを楽しむ天文部員=11日午前5時15分ごろ、名取市の仙台高専名取キャンパス

 体に良い、気分爽快、事がはかどる−。早起きにはいろんな理由があるはずだ。皆さんの「朝活」、教えてください。

◎仙台圏点描(1)仙台高専天文部(名取市)

 水星と木星が今年最も接近して見えた今月中旬の午前4時半ごろ、仙台高専名取キャンパス(名取市)に天文部員が続々と集まった。高台にあるキャンパスの駐車場に陣取り、超望遠レンズの付いたカメラと双眼鏡を東の低空に向けた。
 部員の一人がスマートフォンアプリで星の位置を調べる。日の出の約40分前がチャンス。太陽系惑星で最小の水星と最大の木星のつかの間の「共演」を楽しんだ。
 「どんなに朝が早くても気にならない」と部員の田中初さん(19)は笑う。「アンドロメダ銀河の美しい渦巻き模様を見て、天体観測にはまった」と話す。
 部員約20人は男女がほぼ半々。男子が8割の同校にしては女子が目立つ。女子は興味があっても暗闇に一人でいるのははばかられるが、部活として参加するので安心感があるという。
 悩ましいのは空模様だ。わずかな晴れ間を求め、観測スポットを探し回ることも。顧問の永弘進一郎准教授は「早く起き、寒い中で待つ。努力しないと星を見るのは難しい」と言う。
 空気が澄み、夜が長くなるほど星は輝く。部員らは12月中旬の明け方に降り注ぐふたご座流星群を心待ちにする。

<メモ>天文部の主な活動時間は日没〜明け方。名取キャンパスのほか宮城県蔵王町、石巻市など宮城県内の観測スポットを回る。双眼鏡や望遠鏡、超望遠レンズなど各種機材を使う。国内屈指の大口径を誇る仙台市天文台の「ひとみ望遠鏡」で未知の天体も探索している。


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2016年10月20日木曜日


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