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<青森市長選>4新人出馬へ 野党共闘が焦点

 青森市の鹿内博市長(68)が2期目の任期途中で市の複合商業施設「アウガ」経営不振の責任を取って辞職するのに伴う市長選(11月20日告示、27日投開票)は、告示まで1カ月となった。立候補を表明しているのは、自民・公明の市議らが支援する元総務省職員小野寺晃彦氏(41)、非自民勢力の共闘を視野に入れる青森県議渋谷(しぶたに)哲一氏(55)、元衆院議員横山北斗氏(52)、元学習塾経営高木順氏(46)の新人4人。小野寺、渋谷両氏が軸となりそうだが、鹿内氏は「特定の候補を応援するかどうかは決めていない」と態度を保留している。
 旧自治省に入省後、宮崎市財務部長や愛知県財政課長などを歴任した小野寺氏は、7月末に自民、公明など反鹿内派の超党派市議から打診を受け、立候補を決意。退職して中学、高校時代を過ごした青森市に転居した。「人口減少問題の解決を目指し、企業の挑戦を応援したい」と街頭で連日訴え、知名度向上に力を入れる。
 小野寺氏は「アウガには市庁舎機能をできるだけ入れ、庁舎建て替えを大胆に圧縮する」と主張。支援する市議らは「国や県との関係を強化し、停滞した市政を前に進めてほしい」と期待する。
 県議を3期務め、過去の市長選で鹿内氏を応援してきた民進党の渋谷氏は10月15日、「市民と一緒に政策を考える鹿内氏の姿勢を踏襲した上で、議会と議論を重ねたい」と立候補を表明した。近く離党し、民進支援の下、無所属で出馬するとみられる。アウガについては「情報を開示し、役割を市全体のグランドデザインの中で考える」と話す。
 民進は7月の参院選青森選挙区で、共産、社民との共闘を実現し、自民現職に勝利。県連幹部は「市長選でも協力を呼び掛ける」とし、「結果はついてくるはずだ。次期衆院選にも影響はあると考えている」と語る。
 共産党東青地区委員会は「渋谷氏と一緒に戦う可能性はあると思っている」と前向きで、社民党県連の幹部は「本人や県連と話し、対応を決める」としている。
 横山氏は今年2月に立候補を表明した。組織を持たず街頭での訴えを続け、「コンパクトシティー構想からの転換が重要。市全体が活性化する仕組みをつくりたい」と話す。
 高木氏は、市民主体の政治の実現を目指し、街頭演説やネットでの情報発信に取り組む。


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2016年10月20日木曜日


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