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<自殺中2写真>遺族「説明二転三転し不信感」

 青森県黒石市の写真コンテストで、8月に亡くなった葛西りまさん=当時(13)=を被写体とする写真が市長賞に内定しながら取り消された経緯を巡り、遺族側は19日の高樋憲市長らの記者会見を受けて、改めて不信感をあらわにした。
 遺族らによると、黒石よされ実行委員会は当初、取り消しの理由を「メディアが殺到する」「撮影者が辞退した」と説明。「死んだ人間が写っている。こういう被写体だからふさわしくない」とも話したという。
 撮影者の辞退について、実行委は記者会見で「実行委から持ち掛けた」と明かした。会見後、葛西さんの父(38)は「初めて聞いた話だった。これまでのやりとりの中で説明が二転三転し、不快な言葉もあったので不信感が募っている」と述べた。
 授賞の内定を知った日は、葛西さんの四十九日だった。写真を見た瞬間を「娘の最高の笑顔を見て、また会えたと思った。家族で涙が止まらなかった」と振り返り、「賞が欲しくて抗議したわけではない。最初からしっかりとした態度で状況を隠さず説明してほしかった」と語った。


◎黒石市長「取り消しは配慮」

 黒石市の高樋憲市長の記者会見での一問一答は次の通り。

 −取り消した理由は。
 「(いじめ問題が調査中で)その状況で写真を出していいのかというのを配慮した」

 −いじめ問題だったから、面倒なことになるのを避けたのではないか。
 「全くない」

 −取り消しに誤りはなかったのか。
 「今回一番懸念したのは、他市(青森市)が(いじめ問題を)調査中の段階で写真を出すこと。(賞の授与で)写真を公表することは本当によかったのか。その点に関しては永遠に悩む部分かもしれない」

 −写真にどんな印象を持ったか。
 「黒石市の伝統の踊りを笑顔できれいに舞っている大変素晴らしい写真だ」


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2016年10月20日木曜日


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