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<館の森>憩いの場に 住民30人が整備

森林内の遊歩道には住民の手で階段も作られた

 仙台市泉区館4丁目の北側に広がる市有地の森林約3.8ヘクタールで、地域住民が林野庁の「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」を活用して整備を進めている。地域の森林資源を生かした憩いの場づくりが狙い。整備4年目に入り、成果が出始めた。

 整備を担うのは、館4丁目西町内会などを中心に2013年に設立された「館みはらし公園環境整備クラブ」。地域住民約30人が加入しており、メンバーらが16日も森林と住宅地の間にあるのり面にヤマザクラ65本とミヤギノハギ80本の苗木を植えた。
 13年以降、下草刈りや間伐を行い、遊歩道を少しずつ整備。植えた木々には、それぞれネームプレートを付けてきた。将来、自分たちで植えた桜の木の下で花見を楽しんでもらうためだ。
 森林は長い間、手付かずで荒廃が進み、住宅街の景観も損ねていた。近年はイノシシやカモシカ、サルなどの野生動物が住宅地や公園に出没し、住民に危害を及ぼしかねない状況にあったという。
 荒れて人が入ることもできなかった森林は、散歩や森林浴が楽しめる場所も現れ、住民らの地道な取り組みが実を結びつつある。クラブ代表の鍋島能通(のりみち)さん(76)は「子どもたちが自然を満喫できるように、野鳥などの観察会を企画したい」と意気込む。


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2016年10月21日金曜日


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