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<ドラフト>楽天 投手の即戦力補強

 【解説】先発、救援の即戦力補強が最大の焦点だった。野手偏重だった昨年の反動もあり、10人中8人と投手を指名したが、指名重複必至の田中正義、柳、佐々木千隼の獲得合戦に最初から参戦しないという消極姿勢もあり、指名戦略は後手に回った。
 1位は単独入札で高校生随一の右腕、藤平尚真を指名した。星野仙一球団副会長は前日に指名競合覚悟で「逃げは打たない」と言い切っていたが、会議直前に単独指名可能な候補を探る現実路線に転換した。
 超高校級とされる藤平の完成度を高く評価していたのは理解できる。会議後に「即戦力の藤平が取れただけで満点」(立花陽三社長)、「1年目で5勝は可能」(梨田昌孝監督)と球団側は手応えを強調した。
 ただ1位が高校生になったため、2位で1年目から先発枠に食い込めると見込む右腕の池田隆英を指名せざるを得なかった。その影響で有力な左腕が補強しきれなかった。梨田監督は「古谷らが欲しかったが残っていなかった」と、結果的に後手に回ったのを悔やんだ。近年重視してきた東北関係選手の獲得も育成ドラフトで1人を取れただけだった。
 最終的には8人中5人の投手が大学生、社会人という形で頭数は確保できた。ただ来季上位を目指すのであれば、外国人やフリーエージェントでさらに戦力に厚みを持たせる必要がある。(浦響子)


2016年10月21日金曜日


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