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<台風10号>遊び場減った子に笑顔を

小川小の校庭でサッカーを楽しむ子どもたちと住民ら

 台風10号豪雨の被害が甚大だった岩手県岩泉町小川(こがわ)地区の小川小で19日夜、「ナイターサッカー」があり、遊び場が減った子どもたちが思う存分、体を動かした。住民に元気を届けようと地区で始めた「こがわ笑顔満開プロジェクト」の一環。毎週水曜夜に同小で活動を続けていくという。
 9基のライトに照らされた小川小校庭に、子どもたちの歓声が響いた。町内の小中学生を中心に大人も交ざり、約50人がサッカーで汗を流した。
 同小5年の三浦康誠君(10)は「いつも遊んでいた川沿いの広場が使えなくなった。思い切りボールを蹴ることができてうれしい」と笑顔だった。
 町内は台風10号豪雨の影響で公共のスポーツ施設が使えず、陸上競技の記録会などが中止になった。濁流の土砂が堆積し、子どもたちが走り回れる遊び場も減っている。
 笑顔満開プロジェクトは小川小の大谷冬太校長(56)が子どもも大人も集まれる場所をつくろうと考案。スポーツ仲間で袰綿(ほろわた)郵便局長の西川啓介さん(44)と2人でスタートさせた。
 今後は参加者の希望を聞き、校庭や体育館でのスポーツを中心に毎週水曜午後6時半から小川小で活動する。要望があれば、勉強や読書ができる場所づくりにも取り組む。
 大谷校長は「台風から1カ月半以上たったが、不安そうな子どもがいるし、大人も疲れている。みんなで集まって汗をかいて笑顔になってほしい」と話す。


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2016年10月21日金曜日


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