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女性議員ゼロの町で「女性100人議会」白熱

赤間町長(右)らに質問する模擬議会の女性議員

 宮城県大郷町は、町内の女性住民が町執行部に意見をぶつける模擬議会「大郷町女性100人議会」を町中央公民館で開いた。同町は女性町議がいないため、女性の視点を町政に反映させる目的で初めて開催した。
 100人議会と銘打って広く参加を募り、17日の模擬議会には町内の婦人会やボランティア団体、大郷中PTAなどから代表50人が議員として出席。一般質問形式で7グループが登壇した。
 質問者はそれぞれ少子高齢化対策や町の防災対策、地域振興策などに言及。「特産品のPRが下手だ」「独居高齢者への支援を」「町が誘致を表明している東北放射光施設は安全と言えるのか」などと訴えた。
 執行部側は実際の町議会と同様に赤間正幸町長を始め町幹部が並び、「意見を基に特産品の開発力を高め販路拡大を図る」「放射光施設で扱うのはエックス線であり安全性が高く、環境に影響はない」などと答弁した。傍聴席では現職町議も女性の声に耳を傾けた。
 「慣れない仕事で緊張したが、国を挙げて男女共同参画が進められる中、とても良い機会だった」と議長を務めた大郷町婦人会の高橋一子さん(64)。赤間町長は「男性では気付かぬ部分も多く勉強になった。今後も継続して開催していきたい」と語った。
 同町では2003年6月の町議選で初の女性町議が当選したが、07年6月以降、ゼロが続いている。


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2016年10月22日土曜日


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