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<入試のツボ>夏以降の伸びも考慮

◎高校受験・志望校決定(4)

 中学3年生の夏に各高校で開催されるオープンスクールに参加して志望校を確定する生徒が多い。漠然としていた目標が具体化し、本腰を入れて受験と向き合う時期だ。夏から入試までの間に偏差値を10以上伸ばす生徒もいる。
 例えばA子さんの偏差値は、中学3年春の段階で61だった。志望校のボーダーラインにも届かなかったが、「志望校に合格したい」との目標がぶれることは決してなかった。
 夏から秋にかけての土台固めが奏功し、12月の模擬試験でA子さんの偏差値は69に到達。前期試験で合格を決めた。
 B君が中学3年の夏に初めて受けた模試での偏差値は52だった。5教科の合計得点は、学校での定期試験の結果を100点以上下回っていた。
 オープンスクールへの参加を経て志望校を決定した直後のことでもあり、周囲では受験先を変更する話も持ち上がったが、B君の気持ちは自分で決めた志望校だけに向いていた。
 ぶれない気持ちが結果に表れ始めたのは11月の模試だった。偏差値は60を超えてその後も伸び続け、見事に志望校に合格した。
 志望校への強い思いが生徒を成長させる。その時点の学力に合わせて高校を選ぶのも一理あるが、最終決定は偏差値の伸びを見極めてからでも遅くはない。確固たる意志があれば、中学3年の夏以降の頑張りで成績は十分に伸びる。
 ただ、入試に占める内申点の比重が大きい本県では、中学1年からの積み重ねが重要になることを忘れてはならない。入試問題が易しく、得点が団子状態になった場合、内申点で合否が判断されるためだ。(あすなろ学院・進藤誠学院長)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2016年10月22日土曜日


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