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<官製談合>業者が課長から土地購入

亘理町役場に家宅捜索に入る宮城県警の捜査員ら=19日午後7時25分ごろ、亘理町役場

 宮城県亘理町が発注した東日本大震災の復旧工事を巡る不正入札事件で、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された八木工務店社長の八木昌征容疑者(65)=亘理町長瀞=が2014年10月、同町企画財政課長の吉田充彦容疑者(55)=同町逢隈高屋=から土地を購入していたことが21日、分かった。
 土地購入後、八木容疑者と、渡辺工務店社長の渡辺勝利容疑者(54)=同町長瀞=が代表の共同企業体(JV)が町発注の工事を落札するケースが大幅に増えており、県警が経緯を調べている。
 関係者によると、吉田容疑者は14年10月、自宅周辺の土地約2600平方メートルを八木容疑者に売却した。八木、渡辺両容疑者が代表のJVによる町発注の工事の落札は10〜13年度に3件だったが、土地を売買した14年度以降、13件に急増した。
 予定価格に対する落札額の割合を示す落札率は13件全てで、談合が疑われるとされる95%を超えていた。15年8月の入札では99.84%を記録した。
 3人の逮捕容疑は15年11月13日に町が実施した同町荒浜地区の排水路復旧工事の条件付き一般競争入札で、JVを率いる八木容疑者らが入札のやり直しを責任者の吉田容疑者に申し入れ、確定した入札をやり直させた疑い。別のJVが落札した工事を、再度の入札で八木容疑者のJVが落札した。
 県警捜査2課などによると、入札にはJV4グループが参加。落札額は最初の入札より500万円高い2億4000万円だった。


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2016年10月22日土曜日


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