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<東北大>さよなら「雨宮」28日から感謝祭

赤れんが塀(中央下)や、守衛所(右奥)など旧制二高時代の建造物を紹介する案内板
キャンパス移転を前に開かれる感謝祭のポスター

 東北大農学部の移転に伴って閉鎖される雨宮キャンパス(仙台市青葉区)で、学生や教員、同窓生による感謝祭が、28日から3日間の日程で開かれる。90年以上にわたって地域住民に親しまれてきた伝統のキャンパスに別れを告げる。
 数量限定の記念手ぬぐいやポストカードを無料配布するほか、農学部で生産したコメやブルーベリージャムを特別販売する。学生たちは茶会で来場者をもてなし、キャンパスの変遷を写真で紹介する。
 駒井三千夫大学院農学研究科長は「多くの方にキャンパスの最後の姿を見てもらい、歴史を感じてもらう感謝祭にしたい」と意気込む。地元の上杉中央商店会も露店を出して29、30の両日に和菓子、30日に芋煮や牛タンカレーを振る舞う。
 雨宮キャンパスの歴史は1925(大正14)年、旧制二高が現在の青葉区片平地区から移転して始まった。戦後の一時期には宮城一女高(現宮城一高)が入居し、49年には農学部が片平地区から移転して今日に至る。
 敷地内には旧制二高時代に建った守衛所や赤れんが塀が残っており、教職員と学生の親睦団体「翠生(すいせい)会」が感謝祭を前に案内板を設置した。
 農学部は11月以降、青葉山キャンパス(青葉区)に移転する。跡地は建物を解体した上でイオンモール(千葉市)に引き渡され、商業施設や医療福祉施設、集合住宅が整備される。


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2016年10月22日土曜日


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