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<ほっとタイム>震災後の苦労を共に

感謝祭で客と触れ合う伊達屋の谷津代表(左から2人目)

◎丸森・耕野の2直売所仲良く15年

 宮城県丸森町耕野の国道349号沿いに、10メートル程度離れて並ぶ二つの直売所が共に15周年を迎え、感謝祭を開いた。
 テーブル上のいろりなどくつろげる空間を心掛ける「あがらいん伊達屋」と、ころ柿づくり体験なども企画する「いなか道の駅やしまや」。「狭い地域に2軒は成り立たない」と言われたが、個性を生かし、相乗効果で地区を盛り上げた。
 東京電力福島第1原発事故で状況は暗転。事故翌年の売上高が2割に激減した伊達屋代表の谷津とき子さん(60)は「直売所ブームに乗って順調だったのが、ぴたりと客が来なくなった。ショックが大きかった」と言う。
 地区特産のタケノコを生産していたやしまや店長の八島哲郎さん(54)は「(2014年の出荷制限解除まで)タケノコが出せず、苦しかった」と振り返る。
 激動の5年半。客を紹介し合うなど、共存と切磋琢磨(せっさたくま)で乗り切ってきた2店は「一緒に頑張る相手がいて心強かった。互いに耕野と店のファンを増やしたい」と口をそろえた。(角田支局・会田正宣)


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2016年10月22日土曜日


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