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<災害公営住宅>にぎわい再生 店舗共同で完成

関係者が完成を祝う複合施設「夢コモンズ」

 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市南町に21日、複合施設「夢コモンズ」が完成した。「共同化事業」と呼ばれる災害公営住宅と店舗を組み合わせたビルで、市中心部のにぎわいを回復させるのが狙い。複合施設が完成するのは市内4カ所のうち3カ所目となる。
 かさ上げされた内湾地区土地区画整理事業区域に完成。鉄筋6階と4階の2棟、延べ床面積は計3870平方メートルで、1階にかまぼこ店と工場、デイサービス施設、事務所2店、多目的室があり、2階以上は災害公営住宅36戸と地権者の住宅1戸が入る。
 南町は市内最大の飲食店街や住宅があったが、津波でほぼ全壊。震災後、地権者らは街に人口を確保してにぎわいを再生させようと共同化事業によるビル建設を選んだ。事業費は16億円で、災害公営住宅部分は市が買い取った。
 完成式典で事業主体となった合同会社の村上力男代表社員(75)は「復興途上の街にいち早くビルができて、にぎわいづくりの弾みになる」と笑顔を見せた。


2016年10月22日土曜日


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