山形のニュース

町巡りでアート発見 山形・長井「文化回廊」

国内外の彫刻家たちの作品が初公開される芳文庫ギャラリー(長井市文化生涯学習課提供)
「まちめぐり美術館」の会場となる丸大扇屋

 歴史的な建造物や街並み、美術品が数多く残る山形県長井市で、街中を巡りながら文化の薫りを楽しんでもらおうというイベント「長井文化回廊」が25日から11月6日まで開かれる。名高い作家の彫刻作品が初公開されるほか、工芸ワークショップやトークイベントなどを多彩に展開する。
 地元の文化関係者ら有志が実行委員会を組織。3回目の今回は街巡りの内容を充実させた。
 美術品収集家だった市民の遺族が長井市に寄贈した彫刻作品が初公開される「芳文庫ギャラリー」では、ロダンやクロチェッティ、佐藤忠良さん(宮城県大和町出身)ら国内外の作家約35人の合わせて75作品を展示。同市の地域おこし協力隊で画家の松崎綾子さんが解説する。
 期間中に毎日行われる「まちめぐり美術館」は、国登録有形文化財で現在も金物を販売する「鍋屋本店」や県指定有形文化財の「丸大扇屋」など由緒ある七つの建物が会場となる。地元作家や県内外の障害者らの絵画や立体作品など計約150点が展示される。
 同市出身で名誉市民だった彫刻家長沼孝三さんの作品を収蔵する彫塑館では、作品展示やギャラリートーク、工芸ワークショップが行われる。
 長井市はかつて最上川の舟運で栄え、街並みや建造物にその名残がある。30日には、それらの文化的景観を人力車に乗りながら楽しむ企画もある。
 実行委の池田将友副会長は「街を歩きながら文化を堪能してほしい」と話す。
 「芳文庫ギャラリー」は29、30の両日と11月3日、5日、6日のみの公開で事前予約制。連絡先は市文化生涯学習課0238(84)7677。


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2016年10月22日土曜日


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